油山市民の森からのお知らせ

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2021/04/09 きのこ豆知識
クモノスアカゲヒナチャワン(蜘蛛巣赤毛雛茶碗)


■生える時期
冬が終わり、春の陽気が漂い始めた頃、だいたい4から5月頃観察することができます。
■生える環境
アベマキ、コナラ、あるいはモミジバフウの樹下などの落ち葉、枯れ枝、殻斗、堅果などに生えるとても小さなきのこです。ちなみに福岡県内(油山周辺)では、主にシイ林、コナラ林の落ち葉の下で見ることが多いです。

特徴
2ミリから4ミリのとても小さなきのこですが、ルーペなどで観察してみると、オレンジ 色をしていてとてもかわいらしいきのこです。

子実体は始めお椀型ですが、成長すると皿型に開き、反り返ったような形になっていきます。

はっきりとした白いクモの巣状の菌糸層を作って周りにたくさん生えています。

子実層面は淡黄色(ここから胞子がでてきます)。乾燥したり、古くなってしまうと白っぽくなります。お茶碗の外側には、名前の由来でもある橙黄色(赤毛)の毛がついています。
■「クモノスアカゲヒナチャワン」の初報告
このきのこを日本で初めて報告されたのは(北海道、で採集さ れた標本に基づいています。)アメリカコーネル大学の Korf 博 士でした。(1959 年)和名は大谷吉雄博士の命名(1979 年)されました。
クモノスアカゲヒナチャワンはきのこ自体がとても小さく、普通に歩いてもまず見つかることはないでしょう。積もっている落ち葉を丁寧に取り除くことで見られるきのこ…。実は、このきのこは日本各地で発見されているきのこでもあります。意外といつも行っているフィールドに、春ごろ行ってみると…見られるかもしれません。
参考
「一般財団法人日本きのこセンター菌蕈(きんじん)2018 10月号通巻757号」(菌蕈編集委員会)
「Discomycetes etc.(http://chawantake.sakura.ne.jp/観覧日4月3日)」
製作協力/DogaLABO
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