油山市民の森からのお知らせ

油山市民の森からのお知らせ

2022/09/30 きのこ豆知識
ツチグリカタカワタケ(土栗硬皮茸)

■生える時期
夏から秋にかけて
■生える環境
アカマツ、シイ・カシ、コナラ、サクラなど様々な樹木の根元付近で観察することができるきのこです。どちらかというと人通りがあるような公園やキャンプ場でよく観察することができます。

まるで野球ボールかソフトボールが地面に転がっているかのように見えます。
■特徴
ツチグリカタカワタケが正式な名前ですが、ツチグリニセショウロ(土栗偽松露)と呼ばれることもあります。

地面から、丸い形の子実体を出します。一見するとホコリタケのようにも見えることもありますが、きのこをさわってみるとボールのように硬く、ジャガイモのような香りを漂わせています。

↑地面の上に生える個体が多いですが、中には木をよじ登ってくる個体もいます。

↑別名がツチグリニセショウロ。このきのこは大きく成長すると、「ツチグリ」のように外皮を広げて、まるで星のような人手のような形になります。

↑老菌。最終的には、海星型の外皮だけが残ります。場所によっては、一年もの間形が残っているものもあります。

↑ツチグリカタカワタケの断面です。幼菌は白っぽい色をしていてジャガイモのような臭いを漂わせていますが、成熟すると灰黒色へと変化していきます。

↑初め胞子は白色の菌糸に包まれていますが、成熟すると粉状になります。
■名前の由来
「ツチグリ」のように皮が外側に向けて開くことから、また、子実体の外皮(皮)はぶ厚く硬いことからこの名前がついたと言われています。
■誤字が招いたきのこの事情
このきのこは、ずっと昔からその存在が知られているきのこなのにあまり図鑑ではお目にかかりません。。。実は、昔、和名がある段階でこのきのこの名前を「ツチグリカタワタケ」と掲載されているが、「差別用語である」と指摘をされたそうです。以後、「ツチグリカタカワタケ」は「ツチグリニセショウロ」と改名されました。しかし、実際には「カタワ」ではなく、「硬い皮」の「カタカワ」であることが判明し、今では「ツチグリカタカワタケ」として紹介されています。
■ニセショウロ科のきのこは毒きのこなのでご注意を!
今回紹介した「ツチグリカタカワタケ(ツチグリニセショウロ)」はニセショウロ科に属するきのこです。この記事にも書いてありますが…ジャガイモの香りがしますが食べることはできません。
Access・Inquires アクセス・お問い合わせ
一般財団法人 
福岡市市民の森協会(指定管理者
〒811-1355 
福岡県福岡市南区大字桧原855-4
[管理事務所]
TEL
092-871-6969
FAX
:092-801-1463
MAIL
aburayama@shimi-mori.com
対応時間
:9時~18時(年中無休)
[自然観察センター]
TEL
092-871-2112
対応時間
:9時~16時30分(月曜休館)
交通アクセス