油山市民の森からのお知らせ
2020/08/21
きのこ豆知識
キツネノハナガサ(狐花笠)
■生える時期
夏から秋(特に雨の日の翌日に多い)
■生える環境
腐生菌。熱帯性のきのこで各種林内地上、花壇、プランターにも生えることがあります。
■特徴
とても可憐で弱々しいきのこですが、まるでガラス細工のように美しいきのこです。
幼菌は全体的にレモン色の粉をつけています。

成長すると、粉はどんどん落ちてしまいますが、傘のヒダの峰(傘は薄く、ヒダが浮き上がっているように見えます)のところに薄くレモン色の粉を付着させています。

■美しい姿はほんの数時間
福岡県では普通にみられるきのこですが、美しい姿を見られるのはほんの少しの時間だけです。そのため、その姿を見ることができたあなたはラッキーなのかもしれません。

■さいごに
意外ときのこって、身の回りにいたりする…当時は、
「うそやん」
と一言。しかし、きのこを勉強している今は、
「意外とね、きのこってね、身近にいるんよ」
と言っている自分がいました。
■参考
日本のきのこ(山と渓谷社 今関六也・大谷吉雄・本郷次雄 編解説)
製作協力/DogaLABO