油山市民の森からのお知らせ

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2021/11/12 きのこ豆知識
チシオタケ(血潮茸)


■生える時期
夏から秋(九州の場合は、冬場でも観察することができます)
■生える環境
広葉樹の枯れ木や倒木上などに発生します。

■特徴
傘の大きさは2センチから3センチほどの小型のきのこです。傘の色は淡い赤紫色、淡い褐色で中心部分は色が濃ゆく縁に近づくほど色が薄くなっていきます。どちらかというと、湿度がある場所ではピンク色に近く、乾燥しやすい場所では褐色になっていることが多いような気がします。

↑沢沿いを歩いていた時に見つかった個体。

↑尾根道で見つかったやや乾燥した個体。

↑一本一本生えてくることもありますが、複数本束生します。

↑傘には放射状の条線が見られます。

↑縁にはフリンジと呼ばれるのこぎりのようなぎざぎざした飾りが見られます。

↑ヒダは柄に直性していて、色は白いですが成長したものはやや黄色みを帯びることもあります。

↑ヒダの間には小さなヒダがついています。

↑チシオタケの柄は長さが4センチから12センチと長く、中身は空洞になっていて細いため、ぽきっと折れやすいです。柄の表面の色は傘の色よりも、色が濃ゆくなっっていて表面には細かい綿毛状の繊維がみられます。また、基部は白い菌糸に包まれています。

↑根元の白い菌糸

↑チシオタケの肉は薄くて無臭。チシオタケが傷つくと鮮やかな赤色をした液が内部からしみだしてくるという特徴を持っていますが、古いものは液がでなくなるものもいます。

↑血のような赤い汁がでてきます。

↑胞子紋は白色です。
■「血潮茸」の名前の由来
きのこに傷をつけると、血のような赤い汁がにじみだすのが特徴で、その見た目からチオタケという名前がつきました。

↑この写真を見ると本当に血が出ているようですが…私は無傷です。

参考
山渓カラー名鑑日本のきのこ(山と渓谷社)今関六也・大谷吉雄・本郷次雄 編集、解説
製作協力/DogaLABO
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