油山市民の森からのお知らせ

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2021/07/23 きのこ豆知識
ナラタケモドキ(楢茸擬)


■生える時期
梅雨時期から秋にかけて観察することができます。やや暖地に多いきのこです。
■生える環境
広葉樹枯木や衰弱した木の根元、ときに針葉樹にも生えることがります。特に公園植栽されている樹木などでよくみられることがあります。樹木の根株心材腐朽(白色腐朽)をおこし、被害樹はしだいに枯れてしまいます。「ナラタケモドキ病」とも呼ばれています。
切り株の周りを覆うナラタケモドキ。
日射しがよく当たる場所でも育つことができるようです。
■特徴
子実体は傘と柄を有し、柄は中心生、傘は初め丸山形のちにロート状になり、中心に細かい鱗片があります。

柄は、繊維状です。

幼菌の時、傘の形は半円型で繊維状の毛がよく目立ちます。
幼菌の生えている姿は、一見シメジのようです。

柄には菌糸が詰まっていて、弾力があります。指でちぎると、裂けるチーズのように縦に裂けます。

傘の裏側はヒダ状でやや密。


胞子紋は白色です。

■似ているきのこ
ナラタケ(広義)によく似ていますが、子実体の柄にツバがないことで判断できます。

また、ナラタケは根状菌糸束(黒色の菌糸束)を形成しますが、ナラタケモドキは形成しません。

↑根状菌糸束(写真だととても分かりにくいですが、倒木に黒い根っこみたいなものです。)
↑根状菌糸束をつけたナラタケ(広義)
■「ナラタケモドキ」の方言
おりみき(宮城)
ささご(東京)
ささなば(熊本)
さざんぽ(広島)
さもだし(青森)
とちたけ(愛知)
はさこなば(大分)  など
各地で親しまれているきのこなのです。
参考
(花木・観賞緑化樹木の病害虫診断図鑑 第1巻病害編 大誠社法政大学 植物医科学センター 一般財団法人 農林産業研究所)
北陸きのこ図鑑
きのこの語源・方言事典 山と渓谷社奥沢康正・奥沢正紀
製作協力/DogaLABO
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