油山市民の森からのお知らせ

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2021/08/27 きのこ豆知識
ケガワタケ(毛皮茸)


■生える時期
春から秋にかけて観察できます。西アフリカから東南アジアに分布する熱帯性のきのこで、九州地方ではごく普通に見られるきのこです。ちなみに日本国内で初確認されたのは、1913年に東京の目黒にあるカシの朽木に生えていたのが初めての記録とされています。

■生える環境
白色腐朽菌。広葉樹の枯れ木、落ちた枝など(サクラ、カエデ、ナンキンハゼなど)にたくさん生えています。わりと人通りの良い公園でも見ることができる身近なきのこです。(ただし、本州以北では発生数は少ないようです)

↑公園のサクラの木(ソメイヨシノ)に生えていました。
特徴
傘の大きさは約2センチから8センチほど、傘の中心は漏斗状でくぼんだような形になっています。

↑若い個体は、傘のへこみも少なく、表面の鱗片ははっきりとしています。

↑成長すると、傘のへこみも深くなり鱗片も粗くなってきます。
傘の縁は内巻きに巻いています。ケガワタケは乾燥にも強いきのこなので、比較的夏場の乾燥にも耐えている場面をよく見かけます。

↑表面は白色で褐色のこまかな鱗片がついています。

↑横から見てみると、肉も薄い感じでいかにも弱々しそうに見えますが、きのこ自体はとても頑丈です。

↑ヒダは白色で、隙間なくびっしりとついています。

↑ヒダ自体は湿気があると白色に見えますが、乾燥すると黄ばんだような色になってきます。

↑ケガワタケ断面。肉は薄いですが、頑丈なきのこです。

↑ヒダと柄の境目ははっきりとしていません。柄には細かい鱗片が付いていますが、大きくなると目立たなくなります。また、若い個体だとヒダとの境界付近に繊維状のツバを付けますが、消失しやすいため無くなっていることの方が多いです。

↑ケガワタケの胞子紋は白色でした。
参考
山渓カラー名鑑増補改訂新版 日本のきのこ(山と渓谷社)今関六也・本郷次雄・大谷吉雄 編
原色日本新菌類図鑑(1)(保育者)今関六也・本郷次雄 編著
北陸きのこ図鑑 池田良幸・本郷次雄 監
森林総合研究所九州支所定期刊行物 九州の森と林業 第49号平成11年9月1日発行(http://www.ffpri-kys.affrc.go.jp/kysmr/data/mr0049s1.htm)
製作協力/DogaLABO
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