油山市民の森からのお知らせ
2020/03/15
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炭焼復活プロジェクト・任務完了!

運営上お休みしていた油山市民の森の炭焼き窯が、福岡市林業研究グループの皆様のご協力でついに復活しました!ここで簡単にご報告いたします。
3月2日(月)
9時頃材料つめこみ作業開始。
主にシイやカシが今回の材になります。
きれいに並べていきます。木の元が上になるように。
近くの赤土を練って・・・
鉄板でフタをします。天井の方はスキマがあいていて・・・
14時40分着火。手前でガンガン火を焚いて、天井側から熱を窯に流し込んでいきます。
この日は一晩中火を焚き、窯に熱を送り続けました。
3月3日(火)から5日(木)
煙の温度や色を見ながら、徐々に焚口を狭くしていきました。
3月6日(金)
木曜の夜から窯の温度が急上昇をはじめ、金曜の朝10時にはついに煙突の煙の温度が300℃に到達!窯の口を完全にふさいで、材を蒸し焼きにしていきます。
3月15日(日)
窯にフタをしてから9日後!ついに窯出しです。朝9時からスタート。
窯の中はほんのり暖かく、寝るには快適な温度です。
出して、切って、詰めての流れ作業です。
地面に接していた方は少し赤っぽい色をしています。この部分は炭としての質がよくないのでカットします。今回はこの赤っぽい部分が少なく、大成功でした!
任務完了!全員まっくろになりながら、総量256kgの木炭を作ることができました。福岡市林業研究グループの皆様ありがとうございます!見学に来られた皆様も声援ありがとうございました。
無事、油山市民の森の炭焼き窯が復活を遂げました。貴重なデータが記録でき、記録動画も撮影できました。これからきっちり整理していきます。また今後、多くの皆様に楽しんでいただけるよう、この窯を大切に活用して参ります。どうぞお楽しみに!小川